12.天文(月・星・太陽・宇宙)
作成者:Web Master 作成日:火, 06/28/2016 - 12:00
初空(はつぞら hatsu zora):今朝の空 kesa no sora
元旦の空。
はつぞらのたまたま月をのこしけり 久保田万太郎
初空に末広の雲大の吉 稲森如風
初茜(はつあかね hatsu akane):
初日の出の前に東の空がほのぼのと赤くなること。
初明り(はつあかり hatsu akari):初夜明け hatsu yoake
元日の朝、ほのぼのと明るくなること。
初明り寝よか起きよか迷いけり 稲盛如風
初日(はつひ hatsu hi):初日の出 hatsu hi no de
元日の朝の日の出。
初日さす朱雀道りの静かさよ 河東碧梧桐
初日さす松はむさし野にのこる松 水原秋桜子
初日の出待つときめきは恋に似て 鈴木真砂女
もどかしや雲の向こうの初日の出 稲森如風
顔見せよ雲また雲の初日の出 稲森如風
初晴(はつばれ hatsu bare):
元日の晴天。新年最初の晴天。
初晴や何かいいことありそうな 稲盛如風
初東風(はつごち hatsu gochi):
新年最初の東風。
初凪(はつなぎ hatsu nagi):
元日の海が、凪いでいること。
御降(おさがり o sagari):
元日に降る雨や雪。縁起の良いものとされる。
初霞(はつがすみ hatsu gasumi):
新年の野や山の霞。
春の初風(はるのはつかぜ haru no hatsu kaze):
春の始めに吹く風。三が日に吹くと豊作の予兆とされた。